肝臓・胆道(胆のうと胆管)・膵臓に発生する悪性腫瘍のことです。
これらの臓器は体の深部に位置しており、初期には自覚症状が乏しいことが多いため、発見時には進行している場合も少なくありません。定期的な検査や早期発見が重要とされています。
肝胆膵の疾患
肝胆膵の疾患

肝臓・胆道(胆のうと胆管)・膵臓に発生する悪性腫瘍のことです。
これらの臓器は体の深部に位置しており、初期には自覚症状が乏しいことが多いため、発見時には進行している場合も少なくありません。定期的な検査や早期発見が重要とされています。
これらの症状、特に最初の2つが続く場合は、早急に医療機関での検査が勧められます。
主に手術か化学療法(もしくは組み合わせ)で加療を行います。治療法はがんの進行具合などにより選択していきます。肝臓がんにかんしてはカテーテル治療やラジオ波焼却療法といった局所療法を行う場合もあります。
脂肪肝は、中性脂肪が肝臓に過剰に蓄積した状態を指します。過食、運動不足、飲酒などが主な原因で、健康診断で指摘されることも多い疾患です。脂肪肝自体では自覚症状がほとんどないのが特徴です。
いままで脂肪肝はアルコール性か非アルコール性かで分類していました。
ただ最近は生活習慣病の方にみられる脂肪肝(MASLD:metabolic associated steatotic liver disesase)などに分類されるようになりました。その中に肝炎や線維化が進行する脂肪肝炎(MASH)が含まれ、放置すると肝硬変や肝がんへ進行する可能性があるとされています。

まずは脂肪肝と診断する必要があります。血液検査や超音波検査などで評価され、必要に応じて肝生検が行われることもあります。
治療の基本は、食事・運動を中心とした生活習慣の改善、飲酒のある方は節酒・禁酒です。
肥満がある際には減量がとても大事になります。
肝炎とは肝臓の炎症のことで、肝炎ウイルスの感染、アルコールの過剰摂取、肥満、薬剤など、様々な原因で起こります。
急性肝炎と慢性肝炎に分けられており、急性肝炎は6ヶ月以内に落ち着くもの、6カ月以上の期間持続する肝炎を慢性肝炎といいます。
慢性肝炎で炎症が長期間続くと、肝臓に線維(コラーゲンなど)が蓄積して肝機能が低下します。
そうすると肝硬変に進行したり、肝臓がんの原因になってしまいます。
ウイルス性肝炎とはB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスなどの感染により、肝臓に炎症が起こる病気です。感染しても無症状のまま経過することがあり、慢性化すると肝硬変や肝がんの原因になることがあります。
他にも、比較的少ないもののA型肝炎ウイルス、D型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルスなどの肝炎ウイルスや、風邪の原因となるウイルスなどが肝炎の原因になることもあります。
B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することによって起こります。
血液感染(輸血や出産、刺青、針刺し事故など)や性交渉などにより感染することもあります。
感染しても全員が肝炎になるわけではないため、気づかない場合もあります。
C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によるもので、主に血液を介して感染します。
感染しても急性肝炎として発症せずに、慢性肝炎の原因になることが多いウイルスです。
肝嚢胞は肝臓にできる液体の入った袋状の病変で、肝血管腫は血管が集まってできた良性腫瘍です。いずれも基本的に良性腫瘍であり、無症状のことがほとんどです。
多くは経過観察となり、症状や大きさによって治療が検討されます。
アルコール性肝障害には、長期間にわたる飲酒習慣により、脂肪肝から肝硬変へと慢性的に進展する場合と、体内でアルコールの分解の際に出る有毒物質などによる急性肝炎を呈する場合があります。
原因が飲酒であるため、禁酒が最も重要な対応となります。
禁酒により肝機能の改善が期待できる場合もありますが、病状によっては専門的な治療や継続的な管理が必要です。
肝炎が長期間続くと肝細胞の破壊と再生が繰り返されて、肝臓が硬くなってきます。
この状態を肝臓の線維化といい、線維化が進行した状態が肝硬変という病気です。
ウイルス性肝炎や脂肪肝炎などにより、肝炎が慢性的に続いていることが原因になります。
C型肝炎が原因として多いものの、現在C型肝炎の治療薬によりC型肝炎患者が減ってきていることから、今後は脂肪肝が占める割合が増えてくると考えられています。
黄疸や腹水、浮腫、アンモニアと呼ばれる有害物質の血中濃度が増加し、意識障害を起こすこともあります。また食道静脈瘤などができやすく、吐血の原因となることがあります。
それぞれの症状、病態に応じた薬剤や処置を行っていきます。
ただまずは肝硬変にならないように、慢性肝炎の時点で治療をきちんと行うことが大切です。
脂肪肝、ウイルス性肝炎と診断された際には、にきちんと相談して、治療を行っていきましょう。
胆石症は、胆のうや胆管内に結石ができる病気です。
コレステロールや胆汁(肝臓で作られる消化液)成分のバランス異常が原因と考えられています。胆石が移動して、胆道を閉塞すると炎症や黄疸の原因となり、その場合には、治療が必要となります。
膵液に含まれる消化酵素により、自らを消化してしまう病態が急性膵炎です。
何度も繰り返し、慢性化して慢性膵炎となることもあります。炎症が他臓器に広がりやすく、重症化すると命に関わる場合もあるため、早急な医療機関受診が必要です。
上記治療があります。
膵炎は入院での加療を要することが多く、飲酒後に強い腹痛などありましたら早めにご相談ください。
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