逆流性食道炎は、胃酸や胃内容物が食道へ逆流することで、食道の粘膜に炎症が生じる病気です。胃酸が増えすぎてしまったり、胃酸の逆流を防ぐ、下部食道括約筋(食道と胃のつなぎ目の筋肉)の機能がうまく働かなかったりすることで起こります。
近年、食生活の変化や肥満の増加に伴い、患者数が増加しています。
食道の疾患
食道の疾患

逆流性食道炎は、胃酸や胃内容物が食道へ逆流することで、食道の粘膜に炎症が生じる病気です。胃酸が増えすぎてしまったり、胃酸の逆流を防ぐ、下部食道括約筋(食道と胃のつなぎ目の筋肉)の機能がうまく働かなかったりすることで起こります。
近年、食生活の変化や肥満の増加に伴い、患者数が増加しています。
といった食生活がとても関わっている疾患になります。
制酸剤
逆流してくる胃酸を抑えてあげることが重要になります。
胃蠕動改善薬
胃内容物が逆流してこないように蠕動を促してあげます。
内視鏡治療/外科的治療
食道裂孔ヘルニアなどといった形態異常が関係しており、薬剤を用いても症状が改善しない場合には薬以外の治療を行う場合があります。
食道がんは、のど(咽頭)と胃をつなぐ食道に発生する悪性腫瘍です。
日本では男性に多く、50歳代以降から増加し、70歳代で多くみられます。
早期に発見できれば、内視鏡治療が選択可能となります。進行した場合、手術や放射線、抗がん剤加療などを組み合わせて治療を行います。
早期には自覚症状がほとんどありませんが、進行すると以下の症状がみられます。
これらの症状は他の疾患でもみられるため、内視鏡検査による評価が重要です。
飲酒・喫煙習慣のある方やバレット食道を指摘された方には、定期的な内視鏡検査が勧められます。
内視鏡治療
早期の段階の内視鏡的に切除を行います。
手術
食道がんが胃の深くまで進んでしまっている場合には内視鏡では取りきることができないため、外科的切除(手術)を行う場合があります。
放射線療法
がんを治療するための根治照射と、がんによる症状を抑えるための緩和照射があります。
薬物療法(化学療法)
食道がんが他臓器などに転移してしまっている場合には、薬物による治療を行う必要があります。
化学放射線療法
放射線治療と薬物療法(化学療法)と同時に行う方が、より効果があるとされています。内視鏡的切除や手術が難しい場合に行われることがあります。
緩和ケア
緩和ケアと聞くと末期がん患者へ行う治療と思われがちですが、そうではありません。
どの段階のがんの状態でもがんと診断されると、心身ともに大変になってしまいます。
そのつらさを和らげるための治療が緩和ケアになります。
心と体のケアを行うのはかかりつけ医としての大事な働きになります。つらいときは遠慮せずに相談してください。
食道裂孔ヘルニアは、本来おなかの中にある胃の一部が、横隔膜の裂孔(食道が通っている孔)を通って胸の方に入り込んでしまっている状態です。
加齢や腹圧の上昇などが原因となります。
流性食道炎を合併することが多いとされており、症状や合併症の有無に応じて、治療を行います。無症状のことも多く、その場合に経過観察が行われます。
対症療法
逆流性食道炎の症状が出るようなら制酸剤や胃蠕動改善薬などを用います。
内視鏡治療/科的治療
薬剤を用いても症状が改善しない場合には薬以外の治療を行う場合があります。
アカラシアは、食道の蠕動運動機能の異常や、下部食道括約筋(食道と胃のつなぎ目の筋肉)が緩みにくくなることで、食べ物が胃へ通過しにくくなる比較的まれな病気です。
内視鏡検査、食道造影検査、食道内圧検査などを組み合わせて診断されます。
薬物療法
下部食道括約筋の圧を下げる薬を使用します。
内視鏡的治療
下部食道括約筋(食道と胃のつなぎ目の筋肉)に内視鏡を用いてバルーンと呼ばれる器具を持っていきます。そこでバルーンを膨らませて、下部食道括約筋の一部を裂き、食べ物の通りを良くします。また経口内視鏡的筋層切開術(Per-Oral Endoscopic Myotomy:POEM)という新しい治療法が2008年に日本の井上晴洋医師ら(昭和大学江東豊洲病院により開発されました。これは内視鏡で粘膜下にトンネルを作り、直接筋層を内視鏡で切開する治療法で高い治療効果が得られています。
外科的治療
外科的に食道下部括約筋を切開します。
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